ちんじゅうのあれこれどれそれ

ちんじゅうが書く文房具とか手帳とかの話。

バレットジャーナルにつまづかない

ご訪問ありがとうございます。

前回の記事では、私のバレットジャーナルが

本に載った話を書きました。

 

ここで、本ではあまり取り上げられなかったけど

『そもそも書くのが苦手、自分がどうしたらいいのか分からない。

でも、こんな風に使ってみたい!』

という方に向けて、

私がやってみて上手くいった小さな工夫について

書いていきます。

 

 

<目次>

 

 

1:ルーズリーフで始めてみる。

私は、計画的に進めるのが苦手です。

それは紙に線を引くのも同じこと。

ここから、ここまで線を引く。

そう計画して書き始めても失敗します。

 

失敗したらモチベーションが下がって

そのページは開かない=使わなくなる。

のりで貼って無かった事にするのもアリですが

貼ってあったら『失敗』を保存してしまう事になります。

…凹みますよね。

 

だからといって、バラバラになるメモ用紙では

今までと一緒。

飛んで行ってしまったら、はい、そこまで!

 

失敗したら、捨てて書き直せる。

でも、ノートみたいにまとめられる。

そんな便利な紙が用意されているのです。

ルーズリーフばんざいなのです。

 

 

2:慣れてきたらノート。でも面倒な事はしない。

ルーズリーフで始めてしばらく経つと

使い終わったルーズリーフの管理が面倒になります。

そこで登場するのが、綴じてあるノートです!

 

でも、先程の動画の説明でも書いたように

ノートを自由に使うためには、ページに数字を書かなければなりません。

1ページ飛ばしてしまったら…失敗。

切るか貼るか…。

 

面倒!!!!!

 

そんな時に大活躍なのが、本に紹介されている

ロイヒトトゥルム というノートです。

このノートは、目次のページが冒頭に装備されていて

ページナンバーが振ってあるのです!!

 

もう使う前から失敗はしない!

非常に便利なノートです。

 

また、ドット方眼はノートの端から端まで使え

A5サイズの5mm方眼。

つまり、ルーズリーフで作ったフォーマットが

ほとんどそのまま使えます。

 

超便利なノートです。

 

 

3:サイズはA5がいいのかも。

バレットジャーナルは、持ち歩いて

予定やタスクが発生した時点で書き入れる。

それが基本のルールなので

持ち運ぶなら…と小さなノートにする人もいます。

 

紙面が足りれば、小さくてもOK!

 

でも、思い出してください。

小さな手帳の記入欄。

あれもこれも書いたら、ぐちゃぐちゃでした。

日ごとのページで管理しよう。

明日の予定ですら、把握出来ませんでした。

 

大事なのは、いっぱい書けて

せめて一週間が見開きで見渡せる。

そんな手帳だったハズ!

 

その日やる事は、

携帯で写真を撮って出かけたり

外出中にやる事だけメモ帳に書き直せばいいんです。

厚い小さなノートを持ち歩くよりも

1枚のメモ用紙の方が確認しやすくなります。

 

予定を聞かれたら?

あとで返事をするので

詳細をメールで送っておいてと頼みます。

メールを家に帰るまで開かなければOK。

聞いたのに忘れる詳細もメールに書いてあれば

忘れないのです。

頼むのが嫌なら自分で送りましょう。

Gメールなどのフリーメールを使えば

何個もメアドをもつ事、管理するのも簡単です。

 

その場で予定を決めなきゃ迷惑がかかる?

そんな事はありません。

そういう相手に会う時だけA5のノートを持っていけばいいのです。

近所に買い物に出かけた時に出会う相手は

大抵「予定を後で確認してから」返事をしても

問題無いです。

適当に返事をしてダブルブッキングよりは

全然マシです。

 

「『あとで』は魔法の言葉です。」

私のお気に入りの物理の先生の名言です。

 

 

4:フォーマットを作る。ただし凝らない。

見開きで1週間を管理する事で

計画的に物事を進める。明日の予定、3日先の予定を忘れない。という

他の人が当たり前にできる事がやりやすくなります。

 

そこで、一週間を見開きで見渡せるフォーマットを作りましょう!

 

はい!

意気揚々と

かっこよく見栄えよく作られたページを参考にしようと

これは何マスの目盛りで作ってあるのかなぁ。

なんて数え始めた人!!

STOP!

 

他の人のを丸々パクっても続きません。

何故なら、その人のノートは

あなたのノートでは無いのです!

 

数えるなら、まずは

自分のノートのマス目を数えます。

一回数えたら、忘れないように

KEYのページに分かりやすく書いておきます。

(本に載った私のKEY表にも書いてあります。)

 

それが出来たら、次は

1ページを4等分します。

 

「一週間は7日なんだから見開き7等分でしょ?」

算数が得意でない人は自滅します。

 

「見開き8等分じゃ1箇所余るじゃない。」

ノートは『余白』が大事。埋まらなくてもいいんです。使いたい時だけ使える『余白』です。

(使い続けると、あれもこれも搭載したくなる人が多いです。)

 

「でも、基本は毎日書いて線を引いて次の日のを書くんでしょう?」

それで予定を管理できる人、準備が出来る人は

このブログを読まなくても管理出来ます。

あくまでも、予定や準備を忘れてしまう人向けの話です。

 

「フォーマットとか決めるの面倒じゃん」

ページを4つに分けるだけです。

縦と横に1本づつ線を引く。

それが立派なフォーマットです。

考えるとか決めるとかありません。

 

さて。

他にも文句がある人も、

まずは1ページを4等分から始めましょう。

縦と横に線を引いて見たけど使いにくかった。

そんな人は、縦に4等分するのも手です。

(私は、この方法を採用しています。)

 

等分する時に、活躍するのが

自分で数えた自分のノートのマス目です。

もし2や4で割れない時は

諦めてテキトーに引くか、

割れる数に調整して枠で囲ってしまいます。

テキトーさんはテキトーで大丈夫。

気にせず使ってください。

 

きちんとしないと気持ち悪い人にオススメなのが

枠で囲ってしまう方法。

例えば、割ったら12.5マスずつになった時に

1マスの半分をきちっと測って線を引く。

 

面倒!!!!!!!

 

これでは続かなくなります。

ちょっとでも曲がったり

半分じゃ無かったりしたら気になっちゃうキチンとさんなら

方眼のマス目の線沿って線を引きましょう。

綺麗に引けます。

囲ってあったら、一気にフォーマットっぽい!

一石二鳥です。

 

 

5:慣れてきたら、自分好みのフォーマット!

さて。

4等分フォーマットに慣れて、

バレットジャーナルが自分に合ってるな!

と思った人。

 

もうちょっと凝りたいな〜。

そう思ったら

ここで初めて

他の人のフォーマットを見てみましょう。

 

4等分で試して、向かない人は

凝ったフォーマットを作る前に

この方法は向いていない事が分かって

バンザイです。

違う管理方法を探してください。

 

さあ、真似したいフォーマットが見つかりましたか?

ここで忘れちゃいけないのは

 

簡単に書ける事

自分のノートに書ける事

基本は4等分

 

です。

 

気分良くいくらでも凝ったフォーマットが作れる時もあれば

もうこんな人生嫌だ!なんて時に次のフォーマットが必要になる事もあります。

いつでも簡単に書けるもの。

シンプル  イズ  ベスト!

古くから言われ続ける事は大体が宇宙の真理です。

 

凝ったものが作りたければ

基本を作った後にデコればいいのです!

 

肝心なのは、何も書かない

フォーマットだけの見本のページを残してください。

 

色々書き込んでしまった後のページを見て

マス目を数えるのは、至難の業です。

「あ!これやってない!」、「これ大変だったなー。」

注意力散漫になる事、間違いなし。

 

それだったら、フォーマットだけ、

枠線だけが書いてあるページを作って

可能なら、枠線とペンを変えて

何マスずつで作られているのか

設計図のように書いておいてください。

どんなに気分が沈んでいても

パパっと書くことが出来ます。

 

大事なのは、未来の自分を楽にしてあげる事。

気分が良くて、新しいのが作りたいなっていう気分になるまでは

今まで使っていたフォーマットで続ければいいんです。

バレットジャーナルはフリーダム!

月の途中から新しいフォーマットに移行しても

前のフォーマットは『卒業した証』です。

ノートの『余白』同様、必要なページだったと思えばOK!

紙の無駄、ページがもったいない。

そう感じて書けなくなる人は

ルーズリーフに戻りましょう。

108円で100枚買えます。

ほとんど紙の最低価格です。

遠慮なく好きなだけ使ってください。

使わなくなったページは捨てましょう。

大丈夫。見なければ忘れます。

 

でも、覚えておいて欲しいのは

3000円のノートでも、使わなければ

ただの紙の束です。

紙は使って初めて、役に立ちます。

豚肉が、食べて初めて役に立つ。

食べなければ腐ってゴミになるのと

ほぼ同じだと思います。

 

私がこれを実行出来るようになったのは

30過ぎた今年の始めの事ですけどね。

人生は、日々勉強、日々進歩です。

 

 

6:几帳面なら騙されないで!必要なものは、まだある!

バレットジャーナルに必要な物は

1本のペンと1冊のノート。

 

シンプル イズ ベスト!

これが、真理です。

 

でも、自分が几帳面、失敗したくない人は

いつも万全の準備をして出かけるのと同じ。

他の人よりも沢山の荷物が必要になります。

 

私が準備した方がいいと思うものは

次のもの。

 

  • 長い定規と短い定規(30cmと15cmとか)
  • シャープペンシル
  • 消しゴム
  • 消えないボールペン(枠線用)
  • 枠線用のペンと色の違うペン(ただし見やすい色)

 

これだけ揃えれば

几帳面な人も、ある程度満足いく出来になると思います。

 

ノートの縦方向に線を引くには

長い定規が必須です。

その長い定規で横方向に線を引こうとすると

綴じノートの真ん中か端っこで定規が浮きます。

気になるくらいなら2種類用意しましょう。

100均で買えます。

 

フォーマットを作る時や

新しいページに枠線を引く時

最初は必ずシャーペンを使います。

これだけで、失敗が確実に減ります。

目印を使い終わったら、消しゴムで消せばOK!

 

枠線と中に書き込む色は別の色がオススメです。

両方、黒でも大丈夫!な人は

気にせず黒で書いてください。

問題なのは、書いても忘れがちな人。

ノートを見た時に

パッと、予定やタスクが分かるノートにします。

オススメなのは、

枠線を薄い色や派手な色にして

書き込むペンを黒などの見やすい色にする事。

 

枠線を引く時は、自宅で気合いを入れて作る事が多いのですが

中身を書くのは、色んなシチュエーションが考えられます。

どこにでもあるのが、黒色のペンなのです。

さらに重要な事は赤で囲ったり

小学校や幼稚園から脈々と刻み込まれてきた

黒色と赤色、青色の法則が使えます。

 

枠線が色付きだと華やかな感じになって

ちょっと楽しくなります。

 

消えるボールペンは、卒業した方が

今後の人生が楽になります。

消えるボールペンがこの世に生まれて

何年も経ちますが

消えないボールペンが売り場から消える事がありません。

消えるボールペンでは、公式文書は書けません。

消えないボールペンを使っている方が

圧倒的に有利な世の中は、まだ続きます。

 

バレットジャーナルにおいては

枠線が消えてしまっては

フォーマットを作る意味がありません。

枠線だけでも消えないペンで書きましょう。

 

7:聞くは一時の恥、聞かぬは一生の『損』!

 

分からない事は、

分かりそうな人に聞きましょう!

 

古くからある諺

「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」

これも、また真理です。

 

手の中のスマホ

世界中の情報が調べられるようになった時代。

 

「そんな事は自分で調べろよ!」

 

って言葉も良く聞きます。

でも、それって

その言葉通りの意味じゃないんだと思います。

 

『自分で調べられる事』を調べるのは

質問をする上で、最低限のマナーです。

出来る限りの手は尽くしましょう。

検索能力を向上させる事は

この情報化社会で損になる事はありません。

 

前に質問した事を、何回も聞くのも

ルール違反です。

ぜひバレットジャーナルにメモして活用してください。

 

問題は、調べても分からない事。

自分では考えつかない事。

これを質問するのは、当たり前でとても正しい事だと思います。

ちゃんと調べても分からなかった旨を伝えて教えてもらいましょう。

 

それでも『自分で調べろ』と言われた時は

質問する人を間違えました。

その人は答えを持っていません。

別の人に聞きましょう。

 

 

さて。

バレットジャーナルにおいて

全部を網羅して説明してくれるものは

ありません。

何故なら生まれたてで、

いくらでも進化し続ける手帳術だからです。

 

みんなで考えることで

新しいフォーマットや使い方が生まれたり

思いもしなかったものが生まれるのも

そのおかげです。

 

バレットジャーナルにつまづきそうな時

この問題も解決したいけど、どうしたらいいのか分からない時

 

聞かずに諦めるのは、

一生の『損』だと思います。

 

恐れず、質問したり相談したりしてください。

三人いれば文殊の知恵。

きっと解決するツールが見つかるハズです。

 

8:まとめ

こんな感じで

今回は私みたいに、

生きるのにつまづきがちな人に向けて

記事を書いてみました。

 

だけど、これはあくまでも

私がつまづかない方法であって

バレットジャーナルを使う方が

つまづきやすくなってしまう人もいます。

 

お試ししてみる、経験してみるのは

悪い事では無いと思っています。

ことバレットジャーナルにおいては

 

必要なものは紙とペンだけ

他の人に迷惑をかけにくい

基本は簡単

 

なので、お試ししやすいと思います。

 

私と同じような事に困っている人は

ぜひ試してみてください!